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← ガイド · 約8分 · 2026-10-14 更新

インバウンド集客のためのサイト多言語化:英語・中国語・韓国語で何から始めるか

ホテル・旅館、飲食店、観光施設、クリニック、小売店が訪日客向けにサイトを多言語化するときの優先順位。どの言語から始めるか、どのページを先に翻訳するか、Google マップや AI 検索から来る客を逃さない設定、費用の考え方をまとめました。

訪日客は、来日前にスマートフォンで検索し、来日後も「near me」や地図アプリ、そして最近は ChatGPT のような AI アシスタントで店や施設を探します。そのとき、あなたのサイトに英語・中国語・韓国語のページがなければ、検索結果にも AI の回答にも出てきません。多言語化は「来てから困らないため」ではなく「来る前に見つけてもらうため」の投資です。

どの言語から始めるか

日本政府観光局(JNTO)の訪日客統計では、韓国・中国・台湾・香港・米国が上位を占め、東南アジア(タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシア)が伸びています。最初の3言語は、ほとんどの業種で次の組み合わせが無難です。

英語欧米・豪州だけでなく、東南アジア・インドからの訪問者も英語で検索する。最優先。
簡体字中国語(zh-Hans)中国本土。検索は百度(Baidu)やソーシャル経由が多いが、サイトに簡体字ページがあることが前提になる。
繁体字中国語(zh-Hant)台湾・香港。簡体字とは別の言語版として用意する。リピーターが多く、個人旅行者の比率が高い。
韓国語訪日客数で最多クラス。週末の短期旅行が多く、来日直前の検索が多い。

自分の施設にどの国の客が来ているかは、Google ビジネスプロフィールの「ユーザーの検索語句」や、Google アナリティクスの地域レポートで分かります。すでに来ている国の言語から始めるのが確実です。

どのページを先に翻訳するか

  1. トップページとアクセス・営業時間・料金。検索結果から最初に着地し、来るかどうかを決めるページです。
  2. メニュー・プラン・サービス一覧。飲食店ならメニュー、宿なら客室とプラン、クリニックなら診療内容。写真のキャプションや画像の中の文字(看板、メニュー表の画像)も対象にします。
  3. 予約・問い合わせ。フォームの項目名やボタンが翻訳されていないと、ここで離脱します。
  4. よくある質問・注意事項。タトゥー、現金のみ、靴を脱ぐ、アレルギー対応など、文化の違いで聞かれることを先に書いておくと問い合わせが減ります。

ブログや新着情報は後回しで構いません。サイト全体を一度に翻訳できるサービスなら、優先順位を考える必要はなくなります。

「見つけてもらう」ための3つの設定

1. 検索エンジンが読める翻訳ページにする

ブラウザ上で文字を差し替えるだけの翻訳ウィジェットでは、Google やAI のクローラーが受け取る HTML は日本語のままで、英語で検索しても出てきません。言語ごとに URL があり、サーバーから翻訳済みの HTML が返る方式を選びます。詳しくは多言語化ツールの選び方を参照してください。

2. Google ビジネスプロフィールと結びつける

地図検索から来る客が多い業種では、ビジネスプロフィールの「ウェブサイト」欄のリンク先が重要です。英語で検索した人が英語ページに着地するよう、多言語サイトのトップ(言語を自動で選んで振り分けるページ)か、英語ページを登録します。営業時間・写真・口コミへの返信も英語で用意すると効果が上がります。

3. AI 検索に読ませる

ChatGPT や Perplexity、Google の AI による概要は、ウェブページを読んで回答を作ります。robots.txt で AI クローラーを拒否していないこと、ページに料金・営業時間・住所・特徴が文章として書いてあること(画像だけにしないこと)が条件です。ChatGPT・AI検索に自社サイトを読ませる方法で具体的な設定を説明しています。

費用の考え方

翻訳会社に依頼すると言語数×ページ数で費用が増え、メニューや料金を変えるたびに追加費用がかかります。月額のサービスなら、言語数が増えても費用がほぼ変わらず、更新も自動で反映されます。目安として、100ページ・3言語で月額¥4,980(Sotomuke スタータープラン、税別)は、月に数組の海外客が増えれば回収できる水準です。初期費用と最低契約期間がないサービスなら、繁忙期の前に試して効果を見てから続けるかを決められます。

始め方(Sotomuke の場合)

  1. サイトの URL を貼って、翻訳のプレビューを確認する(無料)。
  2. 言語を選び、プランを決める。
  3. DNS に CNAME レコードを1件追加して、global.〇〇.jp のようなアドレスで公開する。
  4. 日本語サイトのフッターに各言語へのリンクを置く。Google ビジネスプロフィールのリンク先を更新する。

その後は、日本語サイトを更新するだけで翻訳ページも追従します。訳文が気になる箇所は管理画面で直して固定できます。

Sotomuke で試す

日本語サイトのURLを貼るだけで、トップページを翻訳したプレビューを無料で作成します。CMSの改修やタグの設置は不要です。公開は月額¥4,980から、最低契約期間なし。

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